アビタス vs TAC USCPA予備校徹底比較

uscpa-tac-abitus

私はUSCPAの予備校にTAC(タック)を選んだのですが、USCPAの予備校と言えばAbitus(アビタス)とTACの2社がまず候補に上がるはず。

これから長い時間関わるこの選択は大事ですよね。
そこで本日はアビタスとTACの徹底比較をしていきたいと思います!

 

比較基準

比較条件としてこの5つを基準にしていきたいと思います。

  1. 費用
  2. 講義・教材の充実度
  3. 校舎(自習室)
  4. サポートの充実度
  5. 単位認定

1.費用  ”アビタスの方が安いが、場合によっては…”

ひつじ

私は完全に受講料と校舎数だけで決めてしまいました。。。
USCPA予備校費用比較  ¥(税抜)
  アビタス TAC
564,300 597,110
入学金(単位認定校入学金含む) 10,800 18,360
受講料 553,500 494,000
会計15単位分費用 84,750

一番安いプランで見積もってみました。

アビタスは会計単位15単位分も含めたパッケージにしているんですね。
この15単位というのは、受験資格が一番やさしいアラスカ州の出願要件に合わせているものと見受けられます。

しかし、大学で会計を学んだ方など会計単位をすでに持っている人にとっては要らないところですね。
その場合はTACの方が安くなりますね。

 

また、セールや資格割引などはTACの方が良いですね。
セールは入学金無料+30,000円引きとかたまにやってます。
TOEIC600点以上や簿記3級以上をお持ちの方は5%OFFになります。

会計を全く未経験という方は下地を作る意味でも簿記3級とか受けてからUSCPAに入ると割引も効くし一石二鳥で良いのでは?
(ちなみに日本の会計士や税理士資格をお持ちの方ならなんと15%OFFだそうです!)

 

各予備校のコースと費用はこちらwww.usedu.comwww.cpa-tac.com

 

また、実際かかった費用をこちらの記事で紹介しています

uscpa-hiyou【完全版】USCPAの費用はいつ・いくらかかる?合格まで&ライセンス取得までにかかった全費用は◯◯◯万円!

2.講義・教材の充実度 ”テキストのアビタス、演習のTAC”

ひつじ

これから長い付き合いになる教材はとても大事ですよね!ちゃんとセミナーにいって実際の教材を見てみることをオススメします!
良いところ良くないところで色分けしてるでー

いぬ

私はアビタスの教材も実際に使用したことがあります。
その上で私なりに感じた各社のメリット・デメリットを書いていきたいと思います。

アビタス

◎ テキストが見やすい

図表が多く、章立ても細かいです。

講義DVDもその細かい区切りで収録されているので、論点と問題解説で20分というものもあり、時間を有効に使えます。

対してTACは基本1講義90分で、テキストもやや文章が多めです。
その分細かい論点までTACの方はカバーしている気がします。

◎ 日本語訳付き問題集

これは英語に不安がある方は非常に助かりますよね!
「問題集の解説から学ぶ」という体験は皆さんも少なからずしてるはず。

その問題や選択肢、解説が英語で理解できないというのは、とてもストレスですし調べるには時間がかかりますよね。最終的には英語で問題を解くのですが、それは論点の理解が基にあって初めてできる事。

そういった意味ではこの日本語訳付き問題集は最初の理解にはとても役に立ちます。

◯ トピックが細かくて論点を探しやすい

勉強初期には
「あれ?これ前に出てきたよな…どこにあったっけ?」
「問題集のこの問題の論点、テキストでどこのページだっけー?」
というようにテキストや問題集を行ったり来たりすることが多いはず。

アビタスは章・節立てが細かく区切られていて、さらに、テキストのトピック番号=問題集のトピック番号になっています。

なので、問題で分からない時、テキストで同じトピック番号を探せば知りたい論点がすぐ見つかるという訳なんです。

対してTACはこうした問題集とのリファレンスが弱いです。

例えば「棚卸資産」という章には「取得価額の決定」や「棚卸の計算方法」「低価法」などが論点としてありますが、問題集ではそういった区切りがありません。

慣れてくれば「ここの論点だからテキストのこの辺か」と当たりをつけることができますが、初期は時間かかりますよね。

ただ章立てが細かすぎると「全体像を把握しにくい」、「まとまりで覚えにくい」という声もあるのでこれは人次第ですね。

× 問題数が少ない

アビタスはオリジナル問題集のみで1科目平均MC問題で700問程です(※)。

十分多い気もしますが、仮に20章立て・1章当たり7論点とすると、1論点当たり5問です。
アビタス生の方も問題数をデメリットと感じている人も多いようです。

対するTACは洋書Beckerの問題集があるので1,600問程あります。
この差は大きいですね。

アビタスで演習が少なくて不安という方はネットなどで各自洋書を購入しているみたいですね。(もちろんアビタスの教材だけで合格する方もいます)
※MC問題:Multiple Choice問題の略で4択問題のこと。USCPAの問題の半分はこの形式です。

TAC

◎ 全米No.1問題集 BeckerはTACのみ

TAC最大のメリットと言っても過言ではない問題集Becker。
USCPA教材として認知度No.1だそうです。(TAC談)

また本場アメリカではBecker使ってないと
「Hey,なぜBeckerじゃないんだ?」
と言われるくらいUSCPA=Beckerな様子。(TAC談)

その評判通り問題の質も量も大満足です。

冊子とオンラインの両方使用できますが、オンラインは回答記録が付きますし、「間違った問題」や「マークした問題だけ」など様々な演習方法ができますので、オンライン一択で良いでしょう。

◎ 内田先生の神講義・神教材

昨今TACの長所でランクインする急上昇ワードです。
とにかく分かりやすいし、良くまとまってる!

講義はと言うと、多少クセのある感じだが本人曰く「よく頭に定着させるための演出」だという。(本当かな…)

FARの公会計とREGのTAXを担当されているのですが、それぞれまとめノートがあります。
これが非常に秀逸で他予備校生にも評判になっています。

× テキストは文字多め

もちろん論点として理解すべきことが書かれているのですが、全体的に文章多めです。

なので精読する時少し辛いところがあるかも知れませんし、理解しやすくするために自分で図など書いて工夫しなければならない所もあるかも。
ただ図が全くない訳ではなくアビタスと比較すると少ないということです。

× 問題集→該当論点が探しにくい

アビタスで良い点だったリファレンスが、TACでは少ししにくいです。
1つ1つのユニットがアビタスよりも広範囲なので論点を探すのに時間がかかるのです。

例えば1章10ページのものと20ページのものなら前者の方が論点探しやすいですよね?
残念ながらTACは後者です。
問題集に「◯章△節参照」とか「See.◯◯ページ」とか書いてくれればいいんですが、、

また、残念なのがテキストの各章末の単語リスト。

始めたばかりの頃って
「あれ、この会計単語どんな意味だっけ?」
って結構調べ直しますよね?

TACにはその章で出てきた会計単語が章末に載ってるのですが、順序がただ単に出てきた順だし、何ページに出てきたか書いてません。
これは単語帳として全く機能してません。

百歩譲ってabc順にしてくれるだけでも意味だけ確認する時に使えるのに、、、TACの教材開発の方がこれを見て改善してくれることを密かに願っています(笑)。

3.校舎(自習室) ”TACは自習室が充実”

ひつじ

勉強の環境はとても大事。家では全く出来ない私はここも重視した点でした!
「家ではどうにも勉強できん!」
「カフェもなんか落ち着かないし…」

勉強する環境も大事なポイントですよね。
私も自習室派で、なんだかんだカフェは話し声とか周りとか気になって集中力に欠けてしまいます。

その点、自習室は話し声もないですし、皆集中している空間ですから、嫌でも集中力が増します。

 

校舎数ではTACが圧勝ですね!さすが東証一部上場企業!
立地も主要都市に満遍なくあるため、仕事終わりに勉強するのにもアクセス良さそうです。

また、1校舎あたりの自習室の数もTACの方が多いと思います。

TAC、アビタスの校舎はこんな感じです  

引用元:校舎案内|資格の学校TAC[タック]

引用元:アクセス|国際資格の専門校 アビタス/Abitus

 

4.サポートの充実度 ”どちらも安心して下さい”

いぬ

USCPAってめっちゃ手続き面倒だよな〜

ひつじ

そうですね。なので予備校のサポートはとても助かります。

USCPAには「手続きの面倒さ」が付き物。

海外の資格なので当然っちゃ当然なのですが、英語ばっかりだしスムーズに行かないし、受験するまでたどり着くのも中々大変です。

また学習面では「テキスト読んでもよく分からない…疑問点を直接質問したい!」となるかも知れません。

このような不安を取り除く「サポート体制」も選ぶ基準として重要なのでは?思ったので評価対象に入れました。

主な予備校のサポート体制
  1. 出願など「各種手続きサポート」
  2. 学習などについての「質問メールサポート」
  3. 直接対話で相談できる「相談サポート」

① 出願など「各種手続きサポート」

結論を言いますと、「どちらもしっかりしてる」です。

どちらも大手でナレッジがあるので、各手続き手順も画面解説付きの資料でしっかりしてます。

合格後もライセンス取得に関するサポートがちゃんとあります。
ただ、これらの資料に関してもアビタスの方が若干見やすかったです。

② 学習などについての「質問メールサポート」

アビタスは「結構的外れな回答が返ってくることがある」という話をアビタスに通う方から聞きました。
なかなか求めている答えが返って来ず、何度もやりとりをしたそうです。

TACは割と詳細に解説されてましたが、少し時間がかかった気がします(1週間〜10日程)。

おそらく質問メール担当者で解決出来なければ、各科目担当者に回して、という感じて時間がかかるのでしょう。

③ 直接対話で相談できる「相談サポート」

「相談サポート」はアビタスの方が充実している気がします。
事前に予約して勉強方法や受験時期の相談など「カウンセリング」という形でやっているとの事。

実際に少し前にUSCPAに合格した方もいるそうで、生の合格者のフレッシュな情報が聞けるのは良いですね。

TACはと言うと、私は受けた事ないのでわかりませんが、月に1、2回程度やっているようです。

まぁ、不安な事はUSCPA講座室にメールなり電話なりしてみるのが良いかと思います(私はそうしてました)。

5.単位認定 ”これは間違いなくアビタス!羨ましい!!”

いぬ

単位認定だけアビタスで受けさせてくれ

ひつじ

本試験教材とパッケージになってるから単位認定だけは無理みたいですよ

最後になりますが、「単位認定試験」に関してです。

USCPAでは出願州ごとに受験要件に「会計単位◯◯単位以上」とか「ビジネス単位◯◯単位以上」とかあるんです。

大学で会計を学んで来た人はある程度満たしていると思うのですが、私のような理系卒とかなるとほぼ会計単位はゼロスタートです。

 

そこで必要なのが単位認定。各予備校が海外の大学と提携しており、その単位認定試験に合格することで受験要件を満たす、というシステムなのです。

その単位認定試験、
アビタスはなんと自宅で受験可能なのです!!!
この意味、分かりますよね!?誰の監視もないのです!

さらに、アビタス問題集からそっくり同じ問題が出るとの事。
これを初めて聞いた時、
「それは試験なのですか?ん?」と深く嫉妬しました(今もしてます。)

 

試験予約も開始1時間前まで可能で1日6枠。
試験時間1時間で4択問題30問。50%以上で合格。
Aランク問題(基本的な問題)で十分合格可能との事。
これはTAC生からするとガチで羨ましいです!!!

 

で、対するTACはと言うと、もちろん自宅では受けられません。
テストセンターで試験を受けます。
(テストセンターの数は多いので安心してください)

  1. 受講生専用サイトで試験申し込み 
  2. 「このNo.でテストセンターの予約してね」というバウチャーNoが来る
  3. テストセンターの席を予約 

という手順なので、最短で申し込み3日後に受験可能といったところでしょうか。

また、試験時間は基本2時間で4択問題50問。50%以上で合格。
Aランクどころか本試験より難しいものもちらほら(体験談)。。。
ただ、出題はだいたい過去問から出るので、過去問をしっかりやれば50%は取れると思います。

悔しいですが、表にまとめました。

単位認定試験比較
  アビタス TAC
受験地 自宅 テストセンター
試験予約締切 当日1時間前 3日前
出題ソース 問題集 過去問+α
試験時間 1時間 2時間
問題数 30 50
合格ライン 50%以上 50%以上

 

結論 どちらも魅力的な部分がある。優先度で決めよう!

アビタスに向いている人
  1. 文章を読むのが苦手。ビジュアル重視でインプットしたい
  2. 英語が心配。日本語解説が充実している方がいい
  3. 問題を数こなすのではなく、テキストをしっかりと理解するタイプだ
TACに向いている人
  1. 評判のBecker教材や内田先生の教材を使いたい
  2. 自習室で集中してやりたい。校舎や自習室が多い方がいい
  3. テキストじっくり読むより演習ガンガン回して身に付けるタイプだ

という感じだと思います。

自分に合った予備校で、USCPAを目指しましょう!

 
 
USCPAの資格と言ったらアビタス。受講者数も予備校No.1です。
無料で講座の説明会も行なっているので、まずは参加してみて下さい。

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