TAC単位認定試験 徹底解剖 ML459編

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さぁついに長かった単位取得もいよいよ終わりが見えてきました!!
今回はTAC単位認定試験の中のML459(Business Law)の概要と、試験でどういったものが問われるのかレビューしていきます。

こちらはTACのビジネス単位の単位認定なので、ビジネス単位いらない人とか関係ない人はスルーしましょう。笑 

TACとアビタスの単位認定試験の違いはこちら。
uscpa-tac-abitusアビタス vs TAC USCPA予備校徹底比較

他の科目のレビューはこちら

 

どんな科目なの?

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科目名は「Topics in Management」ということで、経営に関わる法制度を扱う科目です。
代表的なものは例をあげると、会社法や破産法、証券規制法などですね。 

どんな内容なの?

ではどんな内容が含まれているのか、
過去問の問題から出題範囲を判断してみました。
大きく分けると以下のようなものが過去問に出ています。

  1. Partnership(パートナーシップ)
  2. Corporation(株式会社)
  3. Bankruptcy(破産法) 
  4. Agency(代理)
  5. Federal Securities Regulation(連邦証券規制法)
  6. CPA Legal Liability(会計士の法的責任) 

それでは各トピックごとに少し詳しくみていきましょう。

1.Partnership(パートナーシップ)

1.パートナーシップと2.株式会社はいわゆる「組織法」という括りの中のものですね。

法令上、組織された法主体によって、設立や責任範囲、税負担の仕方などが変わってくるんです。

内容の中で試験に問われやすいのは、

ココが問われやすい
  1. 設立(設立要件や届出)
  2. 各組織の特徴(組織構造や責任範囲、税負担)
  3. 権利と義務(どんな権利や義務が与えられてるか)
  4. 解散条件(どんな事があると法的に解散となるのか)

パートナーシップには数種類の組織形態があり、特にゼネラルパートナーシップとリミテッドパートナーシップ、LLCとの違いが問われやすいです。

 

2.Corporation(株式会社)

1.パートナーシップで書いたとおりです。
議決権やDirector(取締役)、Officer(執行役)などBECのCorporate Governanceで出てきた単語が沢山出てきます。

 

3.Bankruptcy(破産法)

ゾッとするワード「破産」に関する章です。

破産なんて役に立たなそうだけど、どんな内容か結構興味ありますよね。私はありました。笑

その中でもメインは「Chapter7 Liquidation(清算)」です。
チャプター7、TVとかで聞いた事ありますよね。

主な内容
  1. 破産の申立(任意破産、強制破産の要件)
  2. 破産手続き(没収されない財産もある=除外財産)
  3. 債権者や担保権者の権利はどうなるのか
  4. 破産免責(破産しても免れない義務もある=非免責債権)

4.Agency(代理)

本人の代わりにやり取りをしてくれる強い味方、エージェント。
「転職エージェント」などすっかり日本語として馴染みがありますよね。

主な内容
  1. 代理関係の成立方法
  2. 本人・代理人の権利と義務
  3. 第三者への責任(代理人が勝手にやった事の責任の所在)
  4. 代理関係の終了方法

5.Federal Securities Regulation(連邦証券規制法)

証券と聞くと小難しそうで、少し敬遠してしまうのは私だけでしょうか。
証券の発行や流通に対する規制を定めた法律です。

主な内容
  1. 1933年証券法(証券の発行に対しての規制)
  2. 1934年証券法(証券の流通に対しての規制)

というように、範囲は広くなく括りやすいですが、その割には濃いめの内容で過去問にも結構出てくる内容です。

 

6.CPA Legal Liability(会計士の法的責任)

最後に背筋がスッとするタイトルが来ましたね。

「あなたにはこんな責任があって、こうやらかすとこんな責任が問われるわよ!しっかり勉強しなさい!」
そんな風に言われているように感じる章です。

主な内容
  1. 懲罰制度(どの機関からどんな罰則が課せられるのか)
  2. クライアント等への責任(どんな責任があるか、その対抗手段)
  3. 1933年証券法上の責任
  4. 1934年証券法上の責任
  5. サーベンス・オクスリー(SOX)法

という感じです。メインは②③④です。 

試験はどんな感じなの?
※同じ内容のものが出るとは限りませんのでご注意下さい

さて内容を見ていきましたが、一番気になるのはここですよね。
「単位認定試験なんぞパスさえすればええんじゃ〜」ですよね!

私もそうです!笑
では試験の感想をどうぞ!

範囲だいぶ違いました

過去問に出題されていたのは上記説明の6つなのですが、
実際は 9割くらい1.パートナーシップ2.株式会社の内容でした。
この試験に対応する過去問が2009年と2016年のものしかなかったので、
範囲が変わったのか分かりませんが、とにかくほぼその2章の内容でした。

というかこれだけ違うとTACさんがちゃんとこの某B大学の
単位認定試験の管理ができているのか心配になってしまいます。

過去問の問題は出ない

悲しいかな、「暗記ゲー」ではありませんでした。
過去問と同じ問題は1問もなかったです。

TAC生なら分かると思うのですが、
過去問そっくりそのまま出る試験もあるし、
そうでないのもあるこの某B大学の単位認定試験。
この科目に関しては後者でした。泣
しっかり対策して臨みましょう。。。

まとめ

過去問通り出ないとなると、この試験はしっかり過去問をやり、該当する内容を身に着ける必要があります。

ビジネス法は結構ボリュームも多く、内容的にも取っ付きにくいので、避けられる人は避ける価値のある試験なのでは。

私は避けられない側の人間なので、落ちたらまた受け直します。泣

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