さぁついに長かった単位取得もいよいよこれで終わりです!!
(受かってればですが、、、)
今回はTAC単位認定試験の中のBLW345(Business Law)の概要と、試験でどういったものが問われるのかレビューしていきます。
こちらはTACのビジネス単位の単位認定なので、ビジネス単位いらない人とか関係ない人はスルーしましょう。笑
関連するML459(Business Law)の記事はこちら。
TAC単位認定試験 徹底解剖 ML459編
TACとアビタスの単位認定試験の違いはこちら。
アビタス vs TAC USCPA予備校徹底比較
他の科目のレビューはこちら。
目次
どんな科目なの?
科目名は「The Law of Business」ということで、
経営に関わる法制度を扱う科目です。
代表的なものは例をあげると、会社法や破産法、証券規制法などですね。
どんな内容なの?
ではどんな内容が含まれているのか、
過去問の問題から出題範囲を判断してみました。
大きく分けると以下のようなものが過去問に出ています。
- Partnership(パートナーシップ)
- Corporation(株式会社)
- Agency(代理)
- Federal Securities Regulation(連邦証券規制法)
- CPA Legal Liability(会計士の法的責任)
- UCC Sales(物品売買)
- UCC Negotiable instruments(流通証券)
- UCC Secured transactions(動産担保取引)
- Other Federal Regularions(その他の連邦規制法)
1〜5はML459の記事で解説しましたので、
6〜9について解説していきます。
それでは各トピックごとに少し詳しくみていきましょう。
6.UCC Sales(物品売買)
6〜9はUCC(統一商法典:Uniform Commercial Code)というほぼ全ての州に採択されている商取引法の内容です。
特にこの「UCC Sales」は売主が商人の時に消費者保護の観点から定められている「特別ルール」がいくつもあるのが特徴です。
日本でいう「消費者保護法」的な感じですね。
- オファー・承諾・詐欺防止法(UCCにおける契約の成立)
- 責任(売主に物品売買に関してどんな責任があるか)
- 危険負担(所有権がどこで移転するかなど)
- 救済(解約や賠償責任など当事者に認められる権利)
上記で述べたように「売主が商人の場合」のケースをその他のケースと対比すること、コモンロー(民法)と異なる点を意識しながら学習すると良いと思います。
7.UCC Negotiable instruments(流通証券)
手形・小切手などの流通証券についてのトピックです。
その流通生の高さから正当な譲受人を守るための規制があります。
- 流通生の要件(書面じゃないと&署名ないとダメなど)
- 譲渡の仕方(裏書譲渡の種類)
- 正当な所持人(正当な所持人になるための要件)
- 正当な所持人が持つ権利(正当な所持人に対抗できるケース)
特に②が問われやすい印象です。
8.UCC Secured transactions(動産担保取引)
担保取引でイメージしやすいのは住宅ローンですね。
多額のローンをちゃんと支払ってくれるように「何かあったら取り上げるよ!」と土地を担保にするやつです。
- 担保の設定(どうすれば法的に担保権を設定できるか)
- 完全化(複数の債権者の中で優先権を得るための手続き)
- 優先順位に関するルール(結局一番強い債権者は誰か)
- 債務不履行になった時の権利(実際取り上げる時の権利)
特に①の担保権設定の要件や②③完全化の要件や優先順位などが問われやすいです。
また、債務者にとって担保に差し出すものが消費物品なのか在庫なのか機器なのかによって、ルールが変わってくるので意識して学習すると良いと思います。
9.Other Federal Regularions(その他の連邦規制法)
「その他の」なので結構ニッチな分野にも関わらず試験に出ました。
過去問にも少ーし出てきたので簡単に紹介しておきます。
ただ、出てくる論点は限られているのでご心配なく。
- 雇用規制法
- 労働者災害補償法
- 独占禁止法
- 著作権と特許権
ですが、過去問・試験に出たのは③独占禁止法です。
その中でもシャーマン法の価格協定に関する制限は特に問われやすいと思います。
試験はどんな感じなの?
※同じ内容のものが出るとは限りませんのでご注意下さい
※同じ内容のものが出るとは限りませんのでご注意下さい
さて内容を見ていきましたが、一番気になるのはここですよね。
「単位認定試験なんぞパスさえすればええんじゃ〜」ですよね!
私もそうです!笑
では試験の感想をどうぞ!
偏り激しかったです。
特にUCCの3トピックに関する問題が大半でした。
また、パートナーシップや株式会社、代理といったML459で
学習した分野も出題されたので、ML459よりも問われる範囲は広いです。
closely held companyの要件は?みたいな変な問題も出ました。
悲しいかな、ML459と同様「暗記ゲー」ではありませんでした。
過去問と同じ問題は1問あったかなくらいです。
TAC生なら分かると思うのですが、
過去問そっくりそのまま出る試験もあるし、
そうでないのもあるこの某B大学の単位認定試験。この科目に関しては後者でした。泣
しっかり対策して臨みましょう。。。
まとめ
過去問通り出ないとなると、この試験はしっかり過去問をやり、該当する内容を身に着ける必要があります。
ビジネス法は結構ボリュームも多く、内容的にも取っ付きにくいので、避けられる人は避ける価値のある試験なのでは。
私は避けられない側の人間なので、落ちたらまた受け直します。泣
他の科目のレビューはこちら。
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