ライセンス取得要件を満たす為、ただ今単位認定試験を絶賛取得中です。
今回はその単位認定試験の中のECO222(経済学)の概要と試験でどういったものが問われるのかレビューしていきます。
ビジネス単位のオプション講座の単位認定なので、関係ない人や経済学に興味のない人はスルーしましょう笑
TACとアビタスの単位認定試験の違いはこちら。
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目次
1.どんな科目なの?
頭文字から分かる通りEconomics(経済学)、その中でも「マクロ経済学」です。
マクロ経済学はミクロ経済学と比べて、個々ではなく経済全体の動きにフォーカスしてます。
例えば、
「政府の財政政策をすると、人々の消費はどのようになるか?」
「金利が上がると企業や人々の投資は増えるのか減るのか?」
「市場の需要と供給のバランスはどう成り立っているのか?」
などです。
2.テキストはどんな内容?
テキストは全80ページ4章構成(テキスト部分58ページ、問題・解説部分22ページ)です。
本試験のテキストと比較すると非常に薄いので気楽に取り組めます!笑
ではどんな内容が収録されているのか、見ていきましょう。
1.Concepts and Problems in Macroeconomics
マクロ経済学の基礎的な知識、いわゆる導入部分ですね。
マクロ経済学にはどんな理論や市場をターゲットにするのかとか、GDP(国内総生産)の定義とか失業率やインフレの定義とかです。
2.The Goods and Money Markets
1.で挙げた市場には財市場、貨幣市場、労働市場があるのですが、ここでは財市場と貨幣市場を扱います。
財市場は主にモノやサービスの取引に関する市場で、4つの要素(C,I,G,NE)に分けられます。
C(Consumption)は人々の消費行動、I(Investment)は企業が行う投資(固定資産の購入)とかですね。
G(Government spending)は政府が企業株買い上げたり税率イジったりで、NE(Net exports)は海外取引ですね。
これらが動くと(例えば消費行動が活発になると)市場に流れるお金の量も変化するので、その辺どんな関係があるのかっていう内容です。
貨幣市場は主に中央銀行(日本でいう日銀)が主役です。
法廷準備率(市場内の各銀行に「最低これだけの金は銀行内にキープしとけよ」という率)や公定歩合(中央銀行から資金調達する時の利率)をイジったりすると、市場の貨幣の量はどう変化するかといった内容ですね。
3.Macroeconomic Analysis
上記2.で財市場と貨幣市場を個別に見ました。
ピンと来ている方もいらっしゃると思いますが、それらには連動した動きがあり、この章ではその関係性を見ていきます。
例えば、政府が財市場を活発にするため、減税をしたとします。
そうするとモノのやり取りの増加により、貨幣のやり取りも増加します。
すると貨幣の需要が高まるので、金利が上がります。
そうすると、企業は「事業拡大の為にお金借りて投資しようと思ってたけど、金利高いから止めとくか」となってしまいます。
その結果、上記2.でやった財市場の4つの構成要素の1つのInvestmentが減ってしまうので、財市場全体が思うように活発にならなくなってしまうんですね。
(ちなみにこれをcrowding-out-effectと言い、テストでよく出ます!)。
こんな感じの少し絡み合った話がこの章の内容です。
また、2.で挙げた労働市場がやっとここで出てきます。
失業率と物価の関係とかそんな感じです。
4.Miscellaneous Topics
名前の通り「その他」的な章です。
株式市場のこととか、収入と労働の話とか投資と雇用の話とか。
基本的には流し読みしてもいいくらいな内容ですが、収入と労働の話に関してはちょこちょこ出るので1つだけ例を。
例えば、「時給上げまーす」となったとします。
そうなると「よし、遊ばず働いて今のうちに稼げるだけ稼ぐぞ!」となりますよね。
その為、「労働>余暇」となります。
そして働きまくった結果そこそこお金が貯まったとします。
そうすると、お金だけあってもつまらないですよね。
その結果、「働くのはもういい、休みが欲しいー!」となりますよね?
ということで、「労働<余暇」となります。
このように時給の上昇により2つの相反する効果が生まれます。
(ちなみに前者をsubstitution effectといい、後者をincome effectといいます。)
3.試験はどんな感じなの?
※同じ内容のものが出るとは限りませんのでご注意下さい
※同じ内容のものが出るとは限りませんのでご注意下さい
さて内容を見ていきましたが、一番気になるのはここですよね。
「単位認定試験なんぞパスさえすればええんじゃ〜」ですよね!
私もそうです!笑
では試験の感想を見ていきましょう。
私は過去問を3年分やったのですが、実感として半分くらい過去問から全く同じ問題が出るという感じです。
M1に含まれるものは何か。とかそういう問題です。
利率が上がると(貨幣需要量やDemand curveは)どうなるか等。
まずresponse lagとは財政政策や金融政策をしてから
実際に市場に効果が現れるまでの時間差のことを言います。
こういった問題は過去問にあったのですが、
答え以外の選択肢を調べてなかったので痛いところを突かれた
という感じです。。
過去問には他の選択肢の解説はなかった気がするので、
ググって調べておいても良いかもしれません。
4.まとめ 過去問3年分をやればOK
どの単位認定試験にも言えるのですが、過去問3年分くらいをやれば大体大丈夫です。
全く同じ問題が出たり、少し値を変えた問題が出たりとかですね。
パパッと終わらせちゃいましょう!
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