いぬ
ひつじ
「英語があんまり出来ない私はまず英語力をあげてからじゃないと…」
「TOEIC500点台からでも、と予備校は言っているが本当なの?」
そう思っている方、多いのではないでしょうか。
かく言う私もTOEIC500点台でした。
しかし、超楽観的な私はこう思ってました。
「英語と会計、同時に学べて一石二鳥じゃん」と。
そこで今回はそんなTOEIC500点台でUSCPAにチャレンジした私が、
その体感とUSCPAに必要な英語力について語っていきたいと思います。
学習開始時の基本スペック
- 簿記2級
- TOEIC570点
- 経理を1年程している状態
多少の簿記知識はあったものの、TOEICに関しては低いですね。
しかも570点は学習開始の3年前のスコアでその間英語学習はほぼゼロ。
実質500点あったかどうかぐらいではないでしょうか。
最初は全っ然読めない!
最初は全っ然読めませんでした。
その原因は下記の通り大きく3つあると思います。
- 英語を読むのに慣れていない
- 語彙力
- 文法
英語読むのに慣れてない人は、慣れるまで苦痛だと思います。
例えばFARのこの問題
Q. Ward, a consultant, keeps her accounting records on a cash basis. During 1994, Ward collected $200,000 in fees from clients. At December 31, 1993, Ward had accounts receivable of $40,000. At December 31, 1994, Ward had accounts receivable of $60,000, and unearned fees of $5,000. On an accrual basis, what was Ward’s service revenue for 1994?
今でこそ普通ですが、当時は
ひつじ
これを1.5分以内に解けとか絶対ムリ。」
と思ってました。
ドロップアウトする人の中にこの初期段階の英語の苦戦が原因となっている人も多いと思います。
何度も立ち止まって、調べて、全然進まなくて、、そして諦めてしまうんです。
でもこれを解決するには「慣れる」しかありません。
「慣れる」には「続ける」しかありません。
特に1周目は読めなすぎて、いつ終わるんだと途方に暮れると思います。
ここで大事なのは、完璧にしようとし過ぎない事。
わからない事だらけなので調べますが、ある程度題意が分かったら細かい事は飛ばしましょう。決して文章全て一語一句訳そうとしてはいけません。
細かくやり過ぎると、あまりの進みの悪さに嫌気がさし、モチベーションが保てないからです。
1周目はとてもしんどいですが、2周目は驚くほど楽になり、ある程度読めるので余裕が出ます。
この少し余裕が出た段階で、細かい所にも目を向けましょう。英語弱者は一周目から100%を求めてはダメです。
なので最初はとにかく続けることが大切です。
語彙力
英語が得意な人は初見の会計用語さえ抑えていけば特につまずくことはないかと思いますが、500点台の人はそれプラス基本的な英単語も覚えなければならないと思います。
私はどんな感じだったかと言うと
読む→調べる→読む→調べる→読む→やっと文章の意味が分かる
みたいな感じ。
もうね、全然進まないんですよ。
語彙力について大切なのは、調べた単語をどんどんストックしていくこと。
分からなかった単語をテキストや問題集解説ページにどんどん書き込みましょう。
また、スマホのメモ帳などに記録していくのも、検索機能が使えるので良いかもしれません。
最初は調べまくるので進みはノロノロですが、確実に語彙力が上がってますので、焦らず取り組んで下さい。2周目3周目になるとスラスラ読めるようになるので、根気強く。
ただ、前の章で書いたように完璧を求めすぎて燃え尽きないように。
簡単な問題だと10秒くらいで解けたりしてきます。
例えばこんな感じの問題は10秒くらいですね。
Q. Which of the following accounts is not used in conjunction with a perpetual inventory system?
a. Cost of Goods Sold
b. Freight in
c. Purchases
d. Merchandise inventory
10秒でパッと読めて解けた時は気持ちいいです。
ですので、最初は焦らずしっかり調べて単語をストックしていきましょう。
また、通勤時間とか空いた時間に英単語をやるのも効果的で良いと思います。
実際この「金のフレーズ」は基礎的な単語からUSCPAに登場するような単語まで幅広く、USCPAの勉強の手助けになりました。
文法
USCPAの問題文は結構長く、文法的に簡単ではないものもよくあります。
「題意が分からない」「選択肢の意味が取れない」。500点台の人はこんなことが大半かと思います。
すでに述べた語彙力の無さも加わり、初期は相当時間がかかります。
文法に関して大切なことは初期の内にじっくり取り組み、理解に努めることです。ここは例外で最初に徹底的に潰しておくべきです。
その理由は次の3つです。
- 文法の用法などはパターンが少なく、限られているから。
- そこが解決出来れば同じ文法のもので立ち止まらなくなるから。
- 何となく読めるというクセがつくのを回避できるから。
3つ目は私がまさにそうで、何となく読めた気になってました。
大半の人が最初に取り組むFARで私は簿記の基礎知識もあり、また問題文に数値が多かったこともあり、何となく問題が解けていました。
しかし題意が掴めない問題に当たると、何となく読み、何となく題意を想像して、何となく答えてました。
FARの本試験ではかろうじて合格しましたが、題意が掴めない問題が多々あり、特にTBS問題で読み解くのがとても辛かったです。また、英語力が必要なBECとAUDでは落ちまくりました。
各科目の難易度やボリュームについてはこちら
USCPAの科目とは?科目別難易度・特徴・ボリュームなどを踏まえて徹底解説!
かといってUSCPAの勉強を中断してまで英文法をやる必要はないかなと思います。ぶち当たった文法の疑問を一つ一つ解決していけば大丈夫です。
とにかく文法に関する疑問はじっくり取り組みましょう。
結論:TOEIC500点台でも合格は出来るし英語も読めるようになる。ただ根気と時間は必要です 。。。
私は結果として全科目合格できたので、TOEIC500点台でも行けなくはないと思うのですが、調べたり読み込んだりする時間が増えるので、結果的に勉強時間が相当多くなると思った方がいいです。
少なくともTOEIC500点台で1,000時間以内に全科目合格出来る人はJCPA持ってる人とか相当理解力のある人でしょう。
実際合格までにかかった勉強時間はこちら
USCPA合格までの勉強時間は?全科目合格までの勉強時間とスケジュールを大公開!
完全に個人的体感ですが、TOEIC700点くらいあったら良かったかなーと思います。
ちなみに前にTwitterでアンケートを取ったところ、TOEIC800以上が大半でした。Twitter校の方々はみな優秀です。。。
少し気になったので教えて下さい!
— 崖の端のポニョ@USCPAman (@uscpaman) April 3, 2018
USCPA受験者・合格者の方に質問です。
学習開始時のTOEICスコアは?
(TOEICスコアない方は見積もって大体のところに投票して頂くと幸いです)
初期は本当に辛かったのを覚えています。
あまりに読めなすぎて勉強する気が起きなかったことも多々ありました。
しかし、全科目合格する頃には最初の頃とは比べ物にならないほど読めるようになります。
全科目合格後に受けたTOEICのReading partでは8割取れました。
根気強く取り組めば英語も会計も身につけられます。
みなさん頑張りましょう。
モチベーションを保つための記事はこちら
USCPA受験期にお世話になった勉強アプリ達。これでモチベUP間違いなし!今日どこで勉強する?予備校に行くのが面倒だった私が利用していたオススメの勉強場所
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