監査法人に入ったのでドラマ『監査法人』を今更ながら見てみたらツッコミ所が多すぎた件

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今まで気になっていたものの、監査法人に入ってから見たほうが色々と比較して見れて面白いだろうなと思ってましたし、何か気が乗らなかったので見ていませんでしたが、ようやく見てみました。

すると「いやいやいやw」とか「あり得んやろw」とか思う所があったのでその辺を書こうと思い筆をとりました。

ドラマ『監査法人』とは

2008年6月14日〜7月19日まで毎週土曜日21:00-21:58にNHK総合テレビで放送されていたドラマです。もう10年も前のものなんですね…

全6話で平均視聴率は8.0%。主要キャストは塚本高史、松下奈緒、豊原功補。

以下あらすじです。

2002年。バブル後遺症に悩む日本経済は、未だ先行きが見えないでいた。公認会計士・若杉健司が勤めるジャパン監査法人には二つの大きな意見対立があった。不況に苦しむ企業を救うためには、多少の粉飾も見逃そうという「ぬるま湯監査」派。不良企業は切り捨て、いかなる不正も認めないという「厳格監査」派。健司は、信頼できる先輩・小野寺直人のもとで、「厳格監査」こそ正義と信じるが、切り捨てられていく企業や社員の痛みを感じるたびに、仕事に疑問を感じていく。そんな時、健司は大手食品会社の粉飾を発見する。やがてそれは、財界、金融界を巻き込んだスキャンダルに発展し、健司たちも巨大なうねりに飲み込まれていく…。

出典:NHK

各回のあらすじなど、もう少し詳しく知りたい方は公式HPをご覧ください。

参考 土曜ドラマ『監査法人』土曜ドラマ『監査法人』

ツッコミどころ

私自身数社しかまだ経験してませんし、10年前だからなところもあるかも知れませんが、見ていて「え?w」と思ったところを書いていきます。

クライアントのおもてなしが過ぎる

往査でクライアント先へ行く時って、大体受付みたいな所に行き、担当者を呼び、監査部屋に通され、作業開始というのが今のところ私が経験している流れ。

しかしこのドラマではクライアント先に訪れるなり、まるで天皇陛下でも来たかのように、エントランスロビーに数十名もの社員が勢揃いで待ち構えています。

さらには「ようこそおいで下さいました!」とか言い出します。
接待監査ですね。非常に気持ちが良いものです。

私は今のところこんな経験はありませんが、いずれこのような感じで出迎えられてみたいものです。

スーツケース大量投入しすぎ

往査には過去調書や文具、スキャナーなど持っていくのですが、多くても数個のスーツケース。非常に重いのでよっぽど近場でない限り宅急便で配送します。

それがドラマ上では全て手持ちです。どこへ行くにもゴロゴロしていきます。

さらにその数がすごい。20人くらいで往査に行っている場面があるのですが、ほぼ1人1個持っているんじゃないかと思うくらい大量投入してます。しかも全て80リットル以上の大きいサイズ。もはや修学旅行です。監査部屋入り切るのかな…

しかしこれ、昔は紙調書だったことを考えると無くもないのかなと思ったりもしましたが、やはり多すぎかと思いましたので書かせて頂きました。

期末監査が半日で終了

第1話で北陸建設工業の期末監査に行くのですが、会社の人から一言「例年ですと半日程度で終わっているようですので、美味しいお食事でも…(ニヤニヤ)」と言われます。

この時の往査メンバーはパートナーと他2名で、パートナーは社長とゴルフ。

いやいや2人で半日。期末監査ですよ????
どんだけザル監査してたんだよ!という感じでした。

 

ニッチなドラマでした

大流行した『半沢直樹』は銀行の事を知らない私が見ても楽しめましたが、この『監査法人』は会計知らない人にはつまらないかも知れません。特に監査という仕事を知らない人には終始???だと思います。

しかしながら監査に関わる人はツッコミながら楽しめるかと思います。
少なくとも私はその楽しめた一人でした。

 

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