USCPA:FARの概要・勉強方法・攻略のための5つのポイント

FARって範囲広すぎだよなー

いぬ

ひつじ

そうですね。4科目でトップクラスの範囲なので、学習も戦略が大事です。

4科目で最初に受ける方が大半であろうFAR。
最初の学習でなかなか勉強方法も定まっていない中、学習を進めるのは不安がありますよね。

ということで、今回はUSCPAのFARの概要と勉強方法、攻略のための5つのポイントを書いてみました。

4科目のざっくりとした概要と難易度はこちら 
uscpa-nannidoUSCPAの科目とは?科目別難易度・特徴・ボリュームなどを踏まえて徹底解説!

 

 

FARの出題数・配点・出題範囲

syutudaisuu

 

では、早速みていきましょう。

 

aicpa-blueprint-sectionhour出典:AICPA HP

ひつじ

まずは出題数。MCが66問と少ないように見えるが、他の科目と違い計算が多いことを考えたら結構時間ないよ。

 

 

aicpa-blueprint-scoreweighting出典:AICPA HP

ひつじ

次に配点。他と同様に50:50だね。

 

 

Exam_Blueprint_-_FAR_Section_Only出典:AICPA HP

ひつじ

最後は出題分野と割合。政府会計は少なく見えるようだけどMCで結構出たよ。
あのさ、日本語に訳してくれる?

いぬ

ひつじ

・・・。端的にいうと下のような感じです。
  1. 財務諸表についてを問うエリア(貸借対照表、損益計算書など)
  2. 各勘定の論点を問うエリア(現金、固定資産、買掛金など)
  3. 各取引の論点を問うエリア(リース、為替、買収など)
  4. 政府会計について問うエリア

 

AICPAのBlueprintでは各科目について出題割合や問われる論点の深さなどが書いてあるので、必見です。

https://www.aicpa.org/search.html?source=AICPA&q=blueprint

 

 

FARの勉強方法

benkyohouhou

 

私の学習方法は時系列にすると以下の通りでした。

 

  1. 講義:後で追いやすいようにテキストにリファレンスなど書き込みながら
  2. テキスト1:章ごと
  3. 問題集1:章ごと
  4. 問題集2:1冊単位で全体通しで
  5. テキスト2:④で正答率低かったところを念入りに
  6. 問題集3:間違えたところのみ
  7. 直前対策まとめ講義&演習
  8. まとめノート作成:不安なところのみでもOK
  9. BeckerMC1:(2問飛ばし。3周で1周になる)必要に応じてテキスト戻る
  10. BeckerMC2
  11. BeckerMC3
  12. BeckerTBS1
  13. BeckerMC4
  14. BeckerMC5
  15. BeckerMC6
  16. BeckerTBS2
  17. BeckerMC7(1問ずつ。○が2個ついてないものを)
  18. BeckerTBS3
  19. AICPAリリース問題(最低5年分)
  20. Becker模試(2回分)
  21. Beckerランダム(試験想定。テストレットと同じ問題)
  22. 問題集、Becker総復習

 

長いですが、まとめると

  1. テキスト2周+必要に応じて
  2. 問題集2周+間違えたところ1周
  3. 直前対策まとめ通読&演習1周
  4. まとめノート作成
  5. BeckerMC2周+2連続○でないもの
  6. BeckerTBS3周
  7. AICPAリリース問題(最低5年)
  8. Becker模試(2回分)
  9. 総復習

 

時系列と共にまとめると以下のような感じです。
最初だったので、単位認定など受けながらだらだらと半年以上やってました。

FAR勉強スケジュール

 

 

FAR攻略のための5つのポイント

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1. 範囲は膨大。定期的な復習(演習)を心掛ける

FARは4科目中1,2を争うほどボリュームがあります。
そのため、時間が経つと前にやった論点など忘れがちです。

インプット期には単元ごと、章ごとにじっくり理解に努めることを優先すべきですが、全体復習の際にはあまり時間をかけずに一気に網羅的にやることをオススメします。

 

 

2. 計算問題では常に仕訳を意識。しかし全体像も忘れずに

財務諸表を紐解いていくと最終的に仕訳に辿り着きます。
最終的な全体像を掴むのに仕訳を理解することはとても大切なのです。

MCで面倒かもしれませんが、仕訳を常に意識しましょう。
その積み重ねがTBSなどのボリューム満点な問題に出くわした時に、きっと役立つはずです。

そして、この「仕訳の積み重ね」が財務諸表をつくります。
テキストや問題集で学んでいくとつい仕訳単位、取引単位とミクロな視点になりがちです。

TBSなど全体的なスケールの問題に対応するためにも、仕訳が各財務諸表にどのように繋がるのかを理解しておくべきです。

 

 

3. まとめノートはある程度全体像を掴めてから

全体像が見えてない内にまとめノートに取り掛かるのはオススメしません。
まとまらないからです。

ある程度全体像を把握できるまでは、テキストに書き込みを蓄積させることをオススメします。

 

 

4. 公会計は割合少ないが稼げるエリア

見慣れない単元、公会計。
学んでもごく限られた一部の人しか活用しないであろうこの単元は出題割合も少ないし、手を抜きがち。

しかし暗記さえしていれば即答できる問題が多いため、ここは大きな得点源です。
しっかりと取り組みましょう。

 

 

5. タイムマネジメントがとても大事

大半の人が最初に受けるであろうFAR。
初受験のせいもありますが、多くの人が「時間が足りなかった」「MCに時間をかけ過ぎた」と言います。

特にTBSでは結構なボリュームの問題が出ることがあり時間切れが起こりがちです。
演習期から時間を意識して問題を解くようにし、試験時間の長さを集中できるよう訓練をしましょう。

 

また、時間がなくなってしまっても安易に諦めてはいけません。

私はTBSで2問まるで分からない問題が出ました。
時間もなく、絶望感が漂い、どうにもならないと思いましたが、
部分点だけでももぎ取ろうと思い、なんとか3割くらい埋めました。

結果80点で合格したのですが、あの時諦めずに最後まで集中し切ったことが最後のひと押しに繋がったと思っています。

諦めないところに福は来ます。

 

 

最初で最大の難関を乗り越えろ!!

climb

FARは全体で一番合格率が低い科目です。(2018年度:46%)

またその全科目トップクラスの学習量に加え、TBSではかなりのボリュームの問題も出るため、FARでドロップアウトする人も多いかと思います。

しかしFARは最初で最大の難関だと思っています。

ここを乗り越えれば、勉強方法もある程度掴めますし、学習習慣もついてきます。もちろん自信も出てきます。

FAR合格は単なる1科目合格以上の価値があると思いますので、頑張りましょう!!

 

 

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